👶「子どもは宝」──山上憶良の歌と出産の現場から

2025年9月28日

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📜 万葉集の一節
銀も金も玉も何せむに まされる宝 子にしかめやも
(読み:しろかねも くがねも たまも なにせむに まされるたから こにしかめやも)

「銀も金も宝石も、何になろうか。どんなにすぐれた宝も、子どもという宝には及ばない。いや、及ぶはずがない。」

奈良時代の歌人・山上憶良が詠んだこの歌は、親が子どもに注ぐ深い愛情を、力強く、そして優しく表現しています。古代から現代まで、親の思いは変わらないのだと感じさせてくれます。

🤱 出産の現場で感じた「宝」の瞬間

私は古文が得意ではありませんが、この歌だけはなぜか心に残っていました。
クリニックで勤務し分娩の介助をしていた頃、陣痛という痛みの波を乗り越え、赤ちゃんと初めて対面したママたちが口にする言葉は多くはこうです:

  • 「よく頑張ったね」
  • 「ありがとう」
  • 「あったかい」

大変さの果てに訪れる命との出会い。ママが自分の事はさておき、笑顔で、涙で、嬉しそうに赤ちゃんをいたわり抱きしめるその姿は、まさに“宝”に触れた瞬間でした。
私は、現在は出産の現場から離れていますが、たくさんの感動の瞬間に立ち会えたことは、今も私の心に生き続けています。

🌸 ママたちへの思いやりを

出産や産後のママの体は、心も含めてとても繊細で大変です。
育児の始まりは、喜びと同時に不安や疲れも伴います。だからこそ、周囲の人たちには、ママたちを気遣い、いたわる気持ちを忘れないでほしいと思います。

子どもは宝。
そして、その宝を育てるママもまた、かけがえのない存在です。

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