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小さめに生まれたその子は、その後しっかり体重も増え、元気に成長していました。
けれど、ママにはひとつ気になっていることがありました。
「言葉がなかなか増えないんです」
同じくらいの月齢の子がおしゃべりしている姿を見るたびに、少し不安になっていたそうです。
1歳半頃、その子は自分の気持ちをうまく伝えられず、思いが通らないと泣いたり、かんしゃくのようになることがありました。
言葉はまだ少なかったけれど、私はその子なりに、一生懸命“伝えよう”としているのを感じていました。
だからこそ、「話させよう」とするよりも、まずは一緒に楽しく過ごすことを大切にしました。
遊びながら笑ったり、同じものを見たり、「楽しいね」を共有する時間。
そして、その子が見ているもの・興味を持ったものに、そっと言葉を添えていきました。
「わんわんだね」だけではなく、
「わんわん、おさんぽしてるね」
「かわいいね〜」
「しっぽ、ふりふりしてるね」
そんなふうに、景色に言葉を重ねるような関わりです。
すると少しずつ、表情や反応が変わっていきました。
やがて単語が増え、二語文、三語文へ。
気づけば、会話のキャッチボールが自然にできるようになっていました。
子どもの発達は、本当にひとりひとり違います。
一直線に伸びていくというより、日々の積み重ねがある日突然ぐっと階段を上るように成長することもあります。
だからこそ、「まだできない」だけを見なくて大丈夫。
その子なりに、ちゃんと育っている途中なのだと思います。
そして何より感じるのは、子どもにとって大切なのは、“安心して関われる相手がいること”なのだということ。
赤ちゃんの頃からの声かけや、笑顔、一緒に過ごす時間は、すべてコミュニケーションの土台になっていきます。
でも、ママ自身に余裕がないと、それもとても大変です。
だからまずは、ママが休めること。安心できること。
きつい時には、ひとりで頑張りすぎず、周りのサポートを頼ってくださいね。
お住まいの地域の「産後ケア」や助産師訪問なども、必要な時にはぜひ活用してみてください。
