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子育て真っ最中の時は、子どものその時々の時期においてのお世話がありました。
でも子供も巣立ってしまい、自立して別々に生活しているとお世話もないし、口出しもしなくていいからとても気楽に過ごしています。でも、とにかく元気でやってくれよ、という思いで遠くから願っています。
子ども達がたまに帰ってきたときは、手作りのおいしいあたたかいご飯を食べさせたいという気持ちで私は食事を作って食べさせます。
今、子育ての役目が終わった自分が母としてできることはこれくらいなんだろうな、と考えています。
「何か食べたいものある?」「○○が食べたい」
こんな会話が何か嬉しいんです。
私は、元気に生活できるのはやっぱり食事!が大事と思っています。
小さい頃は体と心を作るためのあたたかい食事。
今は、体にいいおいしいご飯を帰ってきた子供たちに食べてもらって心身のエネルギーをチャージしてもらいそれぞれの家に帰るのを見送ります。
子育てをしていた頃は、毎日の食事づくりも「やらなきゃいけないこと」のひとつでした。
時間に追われながら、とにかくお腹を満たすことを優先していた日もたくさんあります。
でも今は少し違います。
帰ってくる子どもたちの顔を思い浮かべながら、「これ好きだったな」「これを作ったら喜ぶかな」と考える時間そのものが、私にとっての楽しみになりました。
食卓を囲みながら何気ない話をして、笑って、「おいしい」と言ってもらえる。
それだけで、母としての役目は形を変えて続いているのだと感じます。
子どもはいくつになっても子ども。
そして母もまた、いくつになっても母なのだと思います。
子育て真っ最中のママたちは、今は毎日が精一杯で、自分の時間も気持ちの余裕もなかなか持てないかもしれません。
けれど、目の前の慌ただしい日々も、振り返ればかけがえのない時間になります。
忙しい毎日の中でも、あたたかい食事や何気ない親子の時間が、きっと子どもたちの心の土台になっていきます。
そしていつか――
「何か食べたいものある?」
そんな会話を楽しめる日が、自然と訪れるのかもしれませんね。
