産後のママにとって、おうちで過ごす日々は大切。でも少し外に出て風を感じるだけで、心と体がすっと軽くなります。助産師が訪問ケアの中で感じた「外の空気の力」についてお伝えします。

赤ちゃんとの毎日は、うれしさと大変さが混ざり合った時間ですね。
授乳やおむつ替えであっという間に一日が過ぎ、「気づけば一歩も外に出ていなかった」というママも少なくありません。

でも、そんな日々の中でほんの少しでも外の空気を感じることは、産後のからだにも心にも大きな意味があります。
産後1か月健診を終えたら外気浴をスタートできます。

たとえば、ベランダに出て深呼吸するだけでも、胸の奥がすっと広がるような感覚があります。
五感を通して季節を感じることは、自律神経を整え、気持ちを落ち着かせる効果があるんです。
「風の匂いが変わった」「木の葉が色づいてきた」そんな小さな気づきが、ママ自身のリズムを取り戻すきっかけになります。

訪問でお会いするママたちの中にも、
「5分だけ散歩したら気持ちが明るくなりました」
「赤ちゃんが外の空気に触れて、よく寝てくれたんです」
と話してくださる方が多いです。

無理に遠くまで出かけなくても大丈夫。
おうちの前で抱っこして外の風を感じるだけでもいいんです。
陽の光を少し浴びることで、体の中のリズムが整い、母乳の分泌や睡眠の質にも良い影響があります。

「今日もよく頑張ったな」と思える小さなひと息を、外の空気と一緒に感じてみてくださいね。
季節の風は、ママと赤ちゃんをやさしく包んでくれます。

🌿訪問産後ケアのご案内

福岡市の訪問型助産院
「ママのサポートあさがお」 では、助産師による訪問産後ケアを行っています。

授乳のこと、からだの回復、赤ちゃんとの過ごし方など、気になることを自宅でゆっくり相談できます。
「少し話を聞いてほしい」「母乳のことを相談したい」など、どんなことでも大丈夫です。
ママのペースに合わせて、からだとこころを整えるお手伝いをしています。

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