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母乳が詰まっているときのサイン
授乳を続けていると、「なんだか胸の一部が硬い」「押すと痛い」「授乳しても柔らかくならない」──そんな違和感を感じることがあります。
それはもしかすると、母乳が詰まりかけているサインかもしれません。
母乳が詰まっているときは、胸の一部がコリッと硬くなり、触ると痛みを感じます。乳首に白い点(白斑)が見えることもあり、授乳のときにチクチクしたりズキズキしたりすることもあります。ひどくなると赤みや熱っぽさ、発熱につながることもあります。
母乳が詰まりやすくなる原因
原因として多いのは、授乳の間隔が空いたり、いつも同じ抱き方で授乳していること。ブラジャーや服の締めつけ、体の冷えや疲れ、甘いものや脂っこい食事の続きも影響します。育児中はどうしても体がこわばりやすいので、血流や母乳の流れが滞ってしまうことがあるのです。
自分でできる初期対応
詰まりを感じたときは、まずは焦らず、次のようにケアしてみましょう。
赤ちゃんによく吸ってもらうのが効果的です。
吸わせるときは、赤ちゃんのあごが詰まりの方向に向くようにすると、よりうまく吸い出してくれます。(いろんな方向で授乳)
授乳のあと、まだ張りが残っている場合は、軽く手で搾乳して残りを出しましょう。水分をしっかり摂り、体を冷やさないようにすることも大切です。
こんなときは医療機関へ相談
ただし、強く揉んだり無理に押し出したりすると、乳腺を傷つけて炎症が悪化してしまうこともあります。痛みが強いときや、1日たっても改善しない場合、38度以上の発熱や赤みがあるときは、早めに医療機関に相談してくださいね。
訪問産後ケアでは、母乳の手当てを通して詰まりをやわらげ、流れを整えるお手伝いをしています。ママの体の状態や生活リズムに合わせたアドバイスもお伝えしています。
無理せず、早めにケアをすることで、母乳育児をもっと安心して続けられますように願っています。
