🌸孤育てを防ぐために、みんなで育児を支える社会へ

2025年10月6日

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妊娠・出産は女性にしかできませんが、その後の育児は、できるだけ多くの人が関わり、ママと赤ちゃんを支えていくことが大切だと私は思っています。

今は、出産や育児に関する情報を簡単に手に入れられる便利な時代です。わからないことがあればすぐに検索もできます。でも、それだけでは足りないと感じることがあります。

新生児期の不安や、「命を預かっている」という重圧、言葉を話せない赤ちゃんとの毎日は、どんなにかわいい我が子でも、ふと誰か大人と話したくなる瞬間があります。実際にお世話をしている人にしかわからない悩みや戸惑いがあるのです。

自治体が行っている「赤ちゃん訪問事業」は、保健師や助産師が出産後のママと赤ちゃんのお宅を訪問し、孤立を防ぐことを目的としています。

私も数年前から、福岡県志免町で委託を受け、助産師としてこの事業に携わっています。訪問先では赤ちゃんの体重を測ったり、ママの心配事に耳を傾けたり、直接会話を交わすことで、少しでも孤独感が和らぐよう願いながら活動しています。

育児は一人で抱え込むものではありません。ママと赤ちゃんのそばに、そっと寄り添う人がいることで、安心して子育てができる社会を目指したいと私は思っています。

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