赤ちゃんをたくさん笑わせてください

生後2か月を過ぎるとだんだんと赤ちゃんが笑う反応を示してくれてとてもかわいい時期になります。

人間だけが持っている「笑う」という反応は、保護者の方が赤ちゃんの不快の状況を感じ取り、取り除いて快の状況ににしていくことを繰り返していく中で次第に生理的なレベルの笑いではなくて社会的な笑いを獲得していくのです。

お腹が空いた・おむつが気持ち悪い・眠いなどの赤ちゃんにとっての不快な状況を、泣いて知らせて、それに保護者が反応してあやしたて抱っこしたり、授乳したりおむつを換えたりすることで赤ちゃんは安心できる対人関係の土台を作るのです。

生まれてすぐは、とても授乳回数も多く、時間的に関りが多くなりますが、しっかりと赤ちゃんの目を見て、優しく声をかけてあげてください。
特にあまり泣かない赤ちゃんに対しては、泣かないからといって放っておかないで保護者がしっかり関わる努力をしてほしいです。

保護者がいつもあやしながら生理的快の状態をつくってくれたり、生理的快の状態の時にいつもおとなの笑顔があるということの繰り返しでの中で、次第に赤ちゃんは、おとなに笑顔を向けられると笑い返すようになっていきます。

笑顔を見せてくれるようになったらたくさん笑わせてください。
赤ちゃんの声が出ていたら、おとなもしっかり反応して声をかけてあげてください。
そして、その後はだんだんと声を出して手足をばたつかせて笑うようになってきます。

大切なかわいい反応です。