産後ケア事業を利用して育児の負担を減らしましょう

出産後の体に授乳や沐浴などの育児は大きな負担です。
もちろん家事も出産後しばらくはできません。
もし、これを全部一人でやらなければいけないとなると、出産後の安静が保てなくなり、体調の回復に影響を及ぼします。

生まれて間もない赤ちゃんは、個人差はありますがよく泣きます。
夜もしばらくは2・3回起きておむつ替えや授乳をしています。

安静が保てないと、体や心に影響が出てきます。
例えば子宮の回復が悪くなって出血が長引いたり、疲労で免疫力が低下して感染しやすくなったり、産後うつになったり。

妊娠中から産後の生活についてしっかり意識を持っておられる方は周到に準備をしていて安心なのですが、多くの方は、どうしても出産に対することが大きな不安になるので出産後は何とかなるだろうと、あまり気にすることはないようです。

産後の母子の育児などについては、産後ケア事業で利用料の自己負担が少なく助産師などの専門家のサポートやケアが受けられます。
産後の家事については、産後ヘルパー事業で家事の援助が受けられます。

もし出産後に困っていれば、お住いの自治体のホームページで産後ケア事業や産後ヘルパー事業があるかを確認してください。
利用方法や自己負担額は各自治体で違いがあります。
もし、お住いの自治体に産後ケア事業がなければ、地域の保健センターや役場の母子保健担当の部署や地域の助産院等に相談してみてください。