産後ケア事業を利用して心身のの心身の負担を減らしましょう

出産後のママと関わって思うことは一人で頑張りすぎないで、ということです。
その女性は、仕事もしっかりできるし責任感もあるので自分が頑張れば乗り越えられると考えているかもしれません。

でも産後の体は少なからずダメージを受けていますし、自分の体以外にも生まれたばかりの赤ちゃんのお世話が大変です。

入院中は、母乳を出すために授乳を頻回にしなければならなくて、なかなか赤ちゃんをベビー室に預けてママがゆっくり休むことはできません。

しかも腰や会陰切開等の傷の痛みがあって体が思うように動かせなかったり、乳首の痛みは飛び上がるほどです。でもその痛みが2~3時間ごとにやってくるのです。

産院の入院期間は4~5日と短く、入院中はいろんな指導のスケジュールがあってそれを受けるだけでも疲れてしまいます。

これで退院してからママ一人で家事をすることは無謀です。
赤ちゃんと二人でゆっくり休んでていいね、なんてことを言う男性がいたらぶっ飛ばしてやりたい気持ちです。(笑)

とにかく周りの人はママを休ませてください。
あと、ママ達は疲れている、と声に出して発信してください。
自分だけではなくて、この産後の時期は誰でも休まなければいけません。

ひとりひとり状況が違うけど、過酷な状況に置かれたママは体調が回復しにくいです。

これで女性は子どもを産みたいと思ってくれるのでしょうか?
出産・育児=きついとか大変などではなく、いいイメージを持ってほしいんです。
その為に助産師として微力ながら頑張っていきたいと思っています。