身土不二(しんどふじ)とはいうけれど

食分野でよく聞かれるこの「身土不二(しんどふじ)」。
仏教用語(しんどふにと呼び方がかわる)でもあるのですね。

意味は「身と土二つにあらず、人間の体と人間が暮らす土地は一体で切っても切れない関係にあるという意味です。

その土地で作られた農産物や海産物を食べ生活をするのがよいという意味です。

私は免疫力を高めるため妊娠中の女性に食の指導に力を入れている超自然派の産科クリニックに助産師として勤務してきました。(そこの食事は産後のママにとても評判が良かった!)
そこでは食事の大切さや体作りの重要性を妊婦さんたちに伝えていました。

自分たちの住んでいるところでとれた旬のものを摂って体にパワーを与えましょう!と。

母親として母乳育児をしている時に、自分が食べたものが血液になってそれが母乳になってわが子に与えていると思うと、自分の食べたものが安全なものかが気になりだしました。
一度母乳育児中に甘いものが無性にほしくなりたくさん食べてしまったときに(かなりの量だった)子どもに「とびひ」という皮膚のトラブルがでたこともあり、食べるものの大切さを実感して反省しました。

時は経ち、子どもが巣立った今は自分と夫の体のために旬のものや日本で作られたものを選ぶように心がけてはいますが、いろんなおいしいものがふつうに手に入るのでやっぱりアボカドとかは大好きで食べちゃうんですよね。
だから、あまり言葉にとらわれすぎずに、「なるべくそうしよう!」と心がけています。
旬のものは安いですからね。