育ちは一歩ずつ

私が関わった親子の話です。
体重が少し小さく生まれたお子さんはその後の体重の増えは順調でした。
ただ、ママが心配されたのはおしゃべりがほかの子と比べてあまり出ていないことでした。
1歳半くらいの時にそのお子さんは欲求を言葉で表現ができずにかんしゃくが出ていました。言葉もほとんど見られませんでした。
私は、一緒に遊びながら、少しずつゆっくり関りを持っていくと、それから1年経ったときには対等に会話ができるようになっていました。
三語文と呼ばれるものがでるようになっているのです。

自分が気を付けたのは、楽しい雰囲気で関わること(私はとても楽しかったです!)、そしてお子さんが興味を持ったものについて私が言葉を添えること(「わんわん」ね、など)。
それにプラスして感想やほかの表現も言うこと(「わんわん、ねんねしてるね」「わんわん、かわいいね、○○ちゃんもかわいいよ~」)でした。
3歳前になったお子さんはとても言葉の表現が豊かになってこちらが驚くほどです。

よく子どもの発達で教科書上で学ぶことは発達は階段状だということです。
なんでも一足飛びにはできるようにはなりません。階段を一段ずつよじ登るようにできるようになります。

関わらせてもらったお子さんは、とってもかわいいお子さんで、私の名前を覚え呼んでくれて嬉しいし楽しかったです。

まだ、小さい赤ちゃんの時からママができることは、ママ自身が楽しんで関りをもっていけたらいいんじゃないかなと思います。おむつ替えの時などしっかりとママの笑顔を赤ちゃんに見せて声をかけてあげてください。

そのためにはママの出産後の体調の回復は重要です。
きついときはゆっくりと休んでください。
サポートが要るときはお住いの自治体のホームページで産後ケア助産師を探して相談してみましょう。