出産時の子宮口の軟らかさ
娘さんが出産した助産師のSさんから聞いた話です。
予定日を過ぎてもなかなか生まれなかった娘さんに、Sさんは助産師が行う内診という診察を予定日を過ぎてから行っていたそうです。
その時はかなり硬かった、と。
診察してわかる子宮口の硬さは、お産が近そうなときは軟らかくなり、硬いときはまだ生まれそうにないなと考えます。
娘さんはおそらく予定日を過ぎても産まれないというあせりとストレスがある状況でしたのでいろいろな方法をSさんは試しました。
すると数日たって、生まれる前の日は子宮口の硬さが軟らかくなり、かなり変化していたそうです。
その時の娘さんの心の状態は、ストレスは吹っ切れていて気持ちは落ち着いていたそうです。
その後無事に家族に見守られて元気な赤ちゃんを出産されました。
交感神経と副交感神経という自律神経が私たちを支配しています。
緊張やストレス時の交感神経が優位だと産道は硬くなり出産がなかなか進まず、リラックスの副交感神経が優位だとその逆です。
そのことを実際に体験されたSさんは私に教えてくれました。(通常クリニックは妊婦健診は医師が内診しますので一人の妊婦さんのの変化は勤務助産師は追いかけにくいのです)
「全然違うのよ!」とSさん。
今陣痛中の方へ、痛いときはふぅーっと息を吐きましょう。痛くないときはスマホなどを見ずに目を閉じてウトウトしましょう。時々トイレに行きおしっこを出しましょう。
きっとかわいい赤ちゃんは生まれてきてくれます。